会社概要

自らのできる範囲で自らの居る場を照らしていく。　一燈照隅。

突然ですが、ライト兄弟はなぜ空を飛べたのでしょうか？　おカネがあったからでしょうか。技術力があったからでしょうか。または強力な国の支援があったからでしょうか。残念ながらすべて違います。彼らが持っていたのは、世界を変えるという夢、そして情熱でした。つまりお金も学歴も無かったライト兄弟が「信念」を貫いたことで実現したということです。私たちも食の変革の一助となる企業となることを夢見ています。決して大げさなことではなく、自らのできる範囲で自らの居る場を照らしていく「一燈照隅」の精神が大切であると考えております。

そして、志とは自分一代で成し遂げられるものではなく、世代を超えて繋ぐものであり、信念を貫くということは容易なことではありません。でもたくさんの志を共にした仲間がいれば、「楽業界悦」、どんな難しい課題にも向かっていけると思います。人間一人でできることは限られています。でも志を持った仲間が集まれば、信じられないような力を発揮するのではないでしょうか。大切なのは一人ひとりが「居心地のよい場所」に安住するのではなく、高い目標に向かって一歩ずつ「今の自分」を乗り越えていくこと。次の世代により良いバトンを渡していくという思いなのだと思います。

我々の信条である「身土不二（しんどふじ）」は、人間は大地（地球）の産物であるという考えに基づいています。食べ物は私たちの体をつくり、健康を維持するうえで最も大切な要素であることは間違いありません。そして良い食生活とはそれだけではなく、ものの見方、考え方、感性といった心の在り方を豊かにしてくれます。できるだけ自然の秩序に基づいた食文化を次の世代に繋げていくことが我々の使命と考えます。

外国からの供給をゆだねておくことは、経済的で便利であるかもしれませんが、自給自足で安心安全な食生活を決して高価な値段ではなく、どの家庭でも普通に食卓に上がる日を夢見て、東北海道でオーガニック農業を根付かせることはできないだろうかと考えるようになりました。それが我々のミッションである『東北海道をオーガニックの聖地に。』に繋がっていきました。 『人間の強い一念が奇跡を起こす』。ユングや道元の語る自分の心の声を信じ、（祈りと感謝） たくさんの仲間とつながり、先人たちから受け継いできた日本人の感性を家系というものがない北海道という大地に根付かせていきたいと思います。